修理– category –

三味線の音を決定する最も大切な部分です。 演奏するジャンルはもちろん、使っている撥や手首の強さ等により厚みを選定いたします。 また、演奏には使わずに三味線を保存しておきたいという場合には、緩く張ることで胴割れを防ぎます。 ※現在、原皮の調達...

三味線の胴は四枚の板を合わせて作られています。 ぶつけた衝撃などで割れることがほとんどですが、皮が勢いよく破れた場合にその衝撃で胴が割れることもあります。 胴割れを直して弾ける状態にする場合、皮の張替えも必要になります。 ¥8,000円〜

胴の中を通っている部分を中子（中木）（なかご・なかぎ）と呼びますが、ここは衝撃を与えると外れてしまうことがあります。 糸が張られている状態では気づきにくいですが、中子（中木）が外れていると糸を緩めた時に胴が外れてしまいます。 一見ただ接着...

三味線の継ぎ手部分は前後の力には比較的強い作りですが、横から衝撃を与えると簡単に折れたり割れたりしてしまいます。 一見問題ないように見えても、実はヒビが入っていたということがよくあります。 また、木の木口（コグチ）部分でもあるため、特にぶ...

演奏の際に糸で擦られ、棹の表面は削れてきます。 削れた部分に糸が当たると雑音を発します。 表面を再度平らにすることで、濁りのない美しい音が出るようになります。 ・カリン：10,000円～・紅　木：15,000円～

使用していると、摩耗・乾燥・変形などによりどうしても止まりが悪くなってきます。 適切な部分を削ることにより軽い力でしっかりと止まり、ストレスなく演奏することができるようになります。 また、貼り合わせている紅木が剥がれてしまったものやジョイ...

三味線の棹の中で最もデリケートな部分です。 欠けたものをそのままにしていると、破損が広がってしまう可能性があります。 欠けた部分が残っていればより自然で目立たない修理が可能になります。接着剤等で着けずに、そのまま一緒にお持ち下さい。 ¥5,000...